5月27〜29日にロシア・トゥーラにて開催されたUCIクラス1大会『GRAND PRIX OF TULA 2019』へ小林優香がケイリン、スプリントへ出場した。

今回のロシア遠征は3大会へ連続で出場する。その初戦『GRAND PRIX OF TULA 2019』には地元ロシアや日本勢だけでなく、ドイツ、リトアニアなど強豪国の選手らが大勢出場をした。

ケイリン

小林優香

小林優香

1回戦は順調に勝ち上がるも、準決勝で降格処分を受け、7-12位決定戦回りとなった。7-12位決定戦ではクルペツカイテ(リトアニア)ら強豪選手と対戦するも1着を獲得し、最終成績7位で終えた。

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スプリント

小林優香
小林優香

予選200mFTTでは11秒366と8位でスタート。1回戦は4人対戦形式となったが1着で勝ち上がる。続く準々決勝もゴンチャロワ(ロシア)選手を下し、準決勝へ駒を進めた。

準決勝ではアントノワ(ロシア)選手と対戦するが2本先取され、3位決定戦で日本の太田りゆ選手と銅メダルを争う事となった。

3位決定戦では太田りゆ選手に敗れ、最終成績4位。表彰台まであと一歩の所であった。

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意志の力、小林優香コメント

小林優香

今大会を振り返ると、ケイリンとスプリント共にメンタル部分が結果へ対し大きな要因でした。

スプリントの3位決定戦で、りゆちゃん(太田りゆ選手)に負けたのも、もちろん彼女も強いけれど、自分の戦う意思…勝ちたいという気持ちは彼女のほうが勝っていました。やっぱりケイリンではなく、スプリントという個々の戦いになる種目となると、最後の局面で体力が限界に来たとき、意志の力が最も重要だと思いました。

ケイリンに関しては降格もあり色々残念な結果でした。どこか自分の中で「アジアチャンピオンだから」等のプレッシャーもあり「どうやって走ればイイんだろう?」と深く考えすぎてしまいました。その結果が今回の結果です。

幸いこの後すぐにモスクワGPという、切り替えをする良い機会があるので、しっかり今日の結果を受け止め、後2戦(モスクワGP、サンクトペテルブルグGP)を頑張りたいと思います。